関白宣言

さだまさしに、関白宣言、という歌がある。

大好きだ。

しかし、発表した当初からではあったが今でも、一部の女性には甚だ不評らしい。

女性差別だ!ということらしい。

 

バカじゃないか、と私は思うし、実際バカなんだと思う。

こんなバカと付き合う男というのはどんなツラだろうか、と変な興味が沸く。

バカというより、感性が、貧相なのだ。

そんな貧相な女も蓼食うなんとかで、男は付くんだろうから、見たいじゃないか。

 

10代の終わりころだったろうか、男女雇用機会均等法というのが制定され、女性の立場も変わっていった。それは良かったのだが、そのころ変なCMがあった。

若い女性が、男の職業のさまざまなものの格好の真似をし、女も男と同じようにできると、謳ったものであった。

10代の私に、そのセリフはずいぶんと浅薄なものに聞こえた。

 

なんで男の真似をしなきゃならんのか?

女性が女性のままでいてはいけないんだろうか。

男の真似をするだけだったら、自ら、男に劣っていると、認めていることにならないか。

 

女性も男性も、LGBTも、等しくこの世に生を受け、社会に等しく義務を負い、

権利を持ち、生きている。

そのままではいけないんだろうか。

 

世の中、欺瞞に満ちている。

道のない山中に道を造り橋を造る、となった時、その建設現場に、鉄筋を背負って働く女性はほぼいない。

いたところで、他の男性の足手まといになるだけだ。

力仕事を20年やってもキャリアウーマンとは言われないのに、綺麗なオフィスで机に張り付き銭勘定でもしていれば、たとえ一年めでもキャリアウーマンなのだ。

 

おかしな話だなあ。笑っちゃう。

 

さだまさしの関白宣言は妻を愛する歌である。

そして妻が夫を愛する歌でもある。

差別ってナニが?

俺より早く寝るなってこと?

そんなの、始めからわかってる、寝たって怒られないよ*1

浮気はするかもって?

したらフルボッコにしてやるんだから。

互いにわかっていて、男はわがままを言ってみて、女は許してみせて、初々しい恋愛をしているだけである。

こんなルールは微笑ましい。

 

私は女性のままでいる。

男の真似などできないし、する気も全くない。

張り合う気持ちもない。

男性に勝てないもん。

引っ越しセンターの人たち、ものすごい重たい荷物、軽々運んでた。

 

本当に仕事ができて、感性豊かな女性は、男性に勝つの勝たないのと考えてはいないと思う。ただ、自身の務めを、全力で果たしているだけだと思う。

そんな女性は魅力的だ。

 

銭勘定もデザインもプログラムも投資も解体も建設も、おいしい料理を家族のために作ることも等しく、人間の営みではないのか。

 

株投資は面白いが、息子のパンツをたたむ時だって幸せだよ。

 

たいした差はないね。

 

どれもこれも、私の営みなんだからね。

 

だからさ、女性の皆さん、つまんないことに怒るのやめよう。

つまんない男が寄ってくるよ。

俺より先に逝ってはいけない、そういってくれる男性が離れていくよ。

 

 

*1:´∀`